Home > 業務内容 > まちづくり映像のご案内 > シリーズ22 「高架下からのまちづくり」

映像シリーズ (VHSビデオ/DVD)のご案内 (まちづくり映像シリーズ No.1~47)

映像シリーズ22表紙
映像シリーズ22
駅 Part3

高架下からのまちづくり

~人にやさしい、高架構築物の多様なデザインと機能~

[監修] 山本 雄二郎 (高千穂大学 教授)

[協力] 加藤 廣 (社会計画研究所 取締役)

映像の概要

定価 34,900円 (税・送料込)
完成 1991年11月18日
型式 オートスライド (VHSビデオ)、シナリオ付き、152コマ/41分
申込方法 申込用紙(フォーム)に下記の所要事項を記入の上送付下さい。
  ■所要事項 : 勤務先、氏名、所属部課役職名、所在地、TEL、FAX、MAIL、支払方法、必要書類、等
  ■申込用紙 : お申込みフォーム  FAX・メールでのお申込み

映像の内容構成

●プロローグ

●高架化事業は都市構造の改善策

  • 鉄道高架事業の目的
  • 高架化の課題

●高架事業は都市活性化の起爆剤

  • 時代は変わり、都市に住む人々は生活の質、豊かな環境を求めるようになった。
  • 高架を都市施設として新しくとらえ直し大切に考えていくようになってきた。
  • 迷惑施設から脱却して、地域にとっても役に立つ空間への脱皮を図るために。
    1. 駅勢圏(点)から、沿線・地域の軸(ライン)を造るまちづくり
    2. 高架下のポテンシャルを生かす…財産・資産
    3. 「出会いと別れ」だけの駅から人々が集まって来る空間
    4. 都市施設・都市空間としての新たな発想による生かし方とデザイン

●高架・高架下=都市施設として多様に活用 <ケーススタディ>

  • 事例1 自然発生型と歴史保存型
    • 東京~新橋間のレンガ造りのアーチ高架橋の修景美化、東京駅の煉瓦通路
    • 新橋、御徒町、三の宮~元町
  • 事例2 改良型 --- 従来型で新しい活用
    • 倉庫 --- 京葉線のアパレル・エアカーゴ・レンタル納戸
    • ショッピング街のニュータイプ --- 吉祥寺駅、新横浜駅、静岡駅、金沢駅、三宮駅、大阪駅、札幌駅
    • 駐輪場 --- 東十条駅、西日暮里駅
    • 橋梁塗装のカラーコントロール --- 五反田駅
  • 事例3 新しい活用とデザイン ~高速道路等の高架等のペイントとオープンスペース
    • 日本橋、数寄屋橋、六本木、吾妻橋、飯田橋、名古屋・若宮大通り、横浜・フランス橋
  • 事例4 新しい発想
    • 博物館 --- 地下鉄博物館(葛西)、東武博物館(東向島)、バスと電車の博物館(高津)
    • 工場 --- 埼京線武蔵浦和駅
    • スポーツクラブ --- 埼京線戸田公園駅、大阪・住道駅
    • 障害者にやさしい駅 --- 前橋駅、草加駅、横浜駅
    • コミュニティ施設 --- 田端駅
    • 住宅 --- 京王線高尾駅
    • サービス施設 --- 自由が丘駅、札幌駅、鳥取駅
  • 事例5 複合型 --- 新線、再開発、その他の事業と高架化
    • 新線付設と同時に高架下もプランニングし新型橋梁と車体を導入 --- 金沢シーサイドライン、神戸新交通六甲アイランド線
    • 駅・高架下周辺との一体的な開発 --- 浜松駅周辺、掛川駅周辺、静岡駅周辺、豊田駅周辺、関内駅、新浦安駅周辺、川口駅周辺、鳥取駅周辺
    • 計画中(コンセプト段階から検討) --- 市民参加等の事例、世田谷コンペ、小田急沿線学会
  • 事例6 海外事例 --- シンガポール、ブリスベーン、シドニー、デュッセルドルフ、リール、パリ、ミネアポリス…

●エピローグ

  • 恒久的にならざるをえない施設だから人間とアメニティを重要視…
  • 従来の「それぞれの立場・主張」の違いを乗り越え、これからは社会的なトータルコストを考えた「総合化、トータルなシステムづくり」を目指す高架化事業が求められている。
▲このページのトップへ

事例 (出所順・略称)

御徒町、新橋、大阪駅、浜松、横浜・桜木町、東京駅、有楽町、神戸・三ノ宮、吉祥寺、自由ヶ丘、京葉線(新浦安、二俣新町)、数寄屋橋、六本木、飯田橋、浅草・吾妻橋、日本橋、名古屋・若宮大通り、東急・高津、葛西、東向島、埼京線・戸田公園、京王・高尾、田端、東十条、西日暮里、荻窪、草加、前橋、横浜(フランス橋、シーサイドライン)、五反田、ブリスベーン、シンガポール、シドニー、リール、デュッセルドルフ、パリ、ミネアポリス、豊田、神戸・六甲ライナー、川口、金沢、鳥取、新横浜、静岡、掛川、札幌、学研線・住道駅、世田谷線・宮の坂、青砥

●監修にあたって

今回の「まちづくりシリーズ」は高架化事業について、新しい視点からとらえ直し、新たな発展の方向を模索するために企画された。高架化事業は都市の機能を改善し、活性化の起爆剤とするために行われるものである。そのためには、具体的かつ効果的に事業を進めなくてはならない。同時に、高架下の空間の活用についても考える必要がある。

そこで、各地で行われているさまざまな試みについて検証し、今後予定されるアイデア、計画について展望している。これらの事業に多くの困難が伴うのは事実であるが、このシリーズで取り上げられている具体例を見れば、局面を打開するヒントが得られることになるだろう。

山本雄二郎/高千穂大学教授


●制作に当たって

現代の交通は、大量または個別目的に応じ、特に人・物の高速で快適・安全な移動が求められています。その移動構造は、都心地域、都心と効外、都市問のいずれにおいても、地上レベルに加えて空中、地下をも活用する重層構造になってきています。これは、量の必要性と時間に付加価値を求める大都市、その都心ほど顕普であります。

この地上、空中、地下の交通構造物において、最も人の目につくのが地上から柱を立てている高架構造物であります。しかし、デザイン的な配慮が少なく、また恒久施設のため嫌でも長年に渡って人目に触れることになり、都市の景観という点で厄介な存在になっています。今後は、都市と調和し、人にやさしい高架構造物になることが大切だと思います。また、高架構造物の高架下空間を活用して、地域の魅力アッブや交通利用若のサービスなどに利用しようとする動きが出てきています。このスライドが、これらの課題解決におおいに参孝になるものと期待しています。

加藤 廣/社会計画研究所取締役


【スタッフ】

脚本・演出     細谷孝子
撮影        及川知也
録音        協映
作画        シネアート

▲このページのトップへ

関連情報

映像シリーズ (VHSビデオ/DVD)

映像シリーズ13 「駅-都市空間としての多様性と可能性」 (駅Part1)
映像シリーズ20 「質を求める時代の駅・空港」 (駅Part2)
映像シリーズ30 「立体交差からのまちづくり」 (駅Part4)

出版物(書籍)

資料シリーズ12表紙
街を内包する駅
・空港

1992年7月発刊
資料シリーズ13表紙(上)
駅の新しい機能-広場化・情報化(上・下巻)

1988年10月発刊
資料シリーズ19表紙
鉄道高架とまちづくり(上)
~連続立体交差事業による市街地の一体的整備~
1994年3月25発刊
資料シリーズ20表紙
鉄道高架とまちづくり(中)
~高架下からの都市創造と商業の活性化~
1994年8月発刊
資料シリーズ21表紙
鉄道高架とまちづくり(下)
~高架構築物の周辺環境整備とデザイン~
1995年3月発刊
▲このページのトップへ